Writer's Room

 ★ 朝のスタート
朝一番 まず店内をザッと見て回ります。
破れてるPOPや売り出し期間の過ぎてるPOPが
ないか、などをチェック。
担当者がマメな部門は 良いんですが
そーでない部門は要チェック。
 ★ POP用紙
現在 店内で使用しているのは
A5,A4サイズが主です。
POPは デカきゃ良いってモンでもなく
やはり適材適所。
これは POPだけではなく
人間にも言える事……デスネ。
 ★ ペン
もちろん市販の物を使用してますが
そのままで使えるペンは あまりないので
自分でペン先を加工します。
カットしたり、ギュ〜ッと押しつぶしたりして
用紙のサイズに合った線の太さが
でるよーにします。
でも、これが なかなか難しい。
 ★ 鮮度
POPにも 商品と同じよーに
「鮮度」と言うものがあります。
くたびれ果てたPOPや季節はずれのPOP
また、売り場スペースが狭くなって
デカすぎになったPOPは
すみやかに 描き換えましょう。
 ★ 資格
「どんな資格を持ってるんですか?」って
よく訊かれます。
なんせ スーパーに勤務していながら
接客する訳じゃないし、品出しする訳でもない。
棚卸しなんざ 一度も出た事がないとくれば
ライターと言う存在が 奇異な感じに写るんでしょうね。
肩書きで仕事する訳じゃないんですが
一応持ってます。
「労働省認定ピーオーピー広告クリエイター2級」
 ★ 妥協点
スピードが要求される仕事の性質上
1枚のPOPに じっくり時間をかけてる訳にはいかない。
通常のプライスカードなら ある程度 パターンが
決まっているので悩む事もなく サッと描けるのですが
説明POPやショーカードなどは どうしても
考える時間が必要になってきます。
私の場合は 「1秒でも早く必要なのか」
「どれくらいの期間 掲示しているのか」等を考慮して
テキトーに折り合いを付けて
仕上げるよーにしています。
 ★ 描き損じ
物事に失敗は 付きものだ。
「失敗は成功のモト」なんてな事も
昔から言われてきた。
POPも またしかり。
でも、POP用紙が ふんだんにあるからと言って
果てしなく書き損じても良いとゆー訳ではない。
この業界では「3%」と言われている。
つまり 100枚描く場合なら 3枚まで
書き損じが許されるとゆー事だ。
でも、この数字って 最初は かなりプレッシャー。
私なんか 20枚のPOPを仕上げるのに
30枚くらい紙を オシャカにしてた時期があったもんね。
今は 笑って言えるけど。
 ★ コピー
いつもの商品であっても
ひとこと コピーを添えるだけで
商品が動く事もある。
たとえば カツオ。(サザエさんではない。)
「今が旬!」なんて コピーを描き加えると
アラ不思議。結構 売れたりするんですね。
スイカなんかも 「甘〜い!」なんてな ひとことで
消費者の心理は揺さぶられたりするモンなんですね。
 ★ コミュニケーション
どんな職場でもコミュニケーションは大切ですが
POP制作に於いても 依頼者との
コミュニケーションは かかせません。
依頼者にも 担当部門におけるPOPの
イメージを持ってますので、各部門の商品はもとより
売り場スペースなども 把握しておく事も大事です。
ディスプレイを任せられた場合など
依頼者の好みの色使いや書体で仕上げると
ポイント 高いっす。

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